開催風景



■雑談的ゼミナール

『視点の追体験 v o l . 2』

 

これは大道芸・サーカス芸に携わる一方で、長年さまざまな表現・芸能を

観たり演じたり考えたりしてきた方々をホストにお迎えして、

参加者とともに考えたり話すためのトーク企画です。

 

ホスト自身のパフォーマンスへの視点についてお話いただき、

そこを軸としながら、ホストも参加者も一緒になって話しながら

いろいろな視点や意見の交換ができる時間をつくる試みでもあります。

 

 

パフォーマンスを観ると、ひとそれぞれ自由に印象を抱きますが、

その中に演じた人にとっての「正解」はあったとしても、

観た人にとって「正しい」印象や感想というのはありません。

でも時に、自分の感覚をいったんおいて、違う視点から

印象をとらえなおしてみたら別の感想を抱くこともあります。

もしかすると今ここで起こったこと以上のものが見えたりもします。

 

そこがこの企画の出発点です。

自分の視点の幅をちょっと広げてみたい方はぜひご参加ください。

 

【vol.2 ホスト:上島敏昭さんより一言。】※2015.7.15UP!

 

「大道芸について考える」

能も歌舞伎も人形芝居も舞踊も、はじめはみな「大道芸だった」といわれます。

ところがこの「大道芸」という語、実は明治30年代以降にできたものらしいのです。

それが一般化するのは、昭和初期のエログロナンセンス時代。ジャグリングや

アクロバットをイメージするようになったのは、ほんの20年ほど前からではないでしょうか。

「大道芸」は極めて原初的な形態ながら、その実態は常に変化している芸能なのだと思います。

今回は、私が関わってきた35年ぐらい前からの

「大道芸」の変容をいろいろな角度からと考えてみたいと思います。


   ☆課題図書
   上島敏昭著の論考『大道芸現代』(2000年、神奈川大学出版)を事前に読んできてください。
   以下のリンク先から論考全文をご覧いただけます。
    http://klibredb.lib.kanagawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/10487/3881/1/kana-13-3-0005.pdf

 

<上島敏昭プロフィール>

浅草雑芸団代表。東京都大道芸ライセンス「ヘブンアーティスト」審査員。口上芸、伝統的な放下芸、大神楽系の曲芸、

ちんどん楽団、祝福芸など。1985年より、日本の口上芸の第一人者だった故・坂野比呂志(1989年没)の指導を受け、

坂野比呂志大道芸塾(現・浅草雑芸団)を設立。1986年より浅草木馬亭で、7月9.10日の両日、「ほおずき市大道芸

フェスティバル」を開催し、2005年まで20年連続公演。

1991年より96年まで、伊勢大神楽講社(国指定重要無形民俗文化財)の加藤菊太夫組の一員として、滋賀県・兵庫県・

鳥取県などを巡回。笛、太鼓、獅子舞、曲芸などの大神楽芸を修行。それと並行してはじめた猿回しの村崎修二(猿舞座

主催)との全国各地を大道芸巡回は、現在も継続中。毎月一度、浅草雑芸団として、浅草街頭公演。

2001年より東京向島の七福神めぐりにあわせて「祝福芸はるこま」の門付け、推参公演、新春の恒例となる。

 

ーーーー詳細ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『視点の追体験 vol.2』

 

[ホスト]上島敏昭(大道芸人、大道芸研究家)

 

[日 時] 2015年 7月 28日 (火) 19:30より開始

     ※30 分前から受付開始&お店にお入りいただけます。

 

[会 場] 古書カフェくしゃまんべ

     (王子駅より徒歩5 分/北区豊島1-7-6-102

 

[参加費]要事前予約 1,000円 + 1 ドリンク

     ※お支払&ご注文は当日受付で頂きます(お食事メニューもあり。)

 

[対 象]どなたでも。

 

【ご予約方法】メール info.koenproject@gmail.com まで以下の項目をお知らせください。

・件名「視点の追体験2 申込」

・内容「 ①お名前 ②人数 ③ご連絡先 ④ひとこと」

 

■ 企画制作  koen 企画

 

 

ダウンロード
こちらからフライヤーをダウンロードいただけます。
『視点の追体験 vol.2』のお知らせ.pdf
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